先日、「ままて親子手話講座」を開催しました。
画面の向こう側には、
元気いっぱいのお子さんたちと、
そんな子どもたちを優しく見守る
ママ・パパたちの姿。
オンライン越しでも伝わってくる、
とても温かい空気に包まれた時間でした。
ご参加くださった皆さま、
本当にありがとうございました🌸


今日はこの講座を通して、
これからの未来をつくる子どもたちへ
そして毎日頑張っているママ・パパたちへ
どうしても伝えたかった「想い」を、
少しだけ綴らせてください。
●「目で生きる」人たちがいるということ
まず伝えたかったのは、
手話という言葉の美しさです。
僕たち「聴こえない人」にとって、
手話はただのジェスチャーではありません。
それは、
音のない世界で
「目」と「手」を使って生きる人たちの、
大切な言葉
です。
子どもたちには、
「世界には、声じゃなくて
目と手で気持ちを伝え合う人たちがいるんだよ」
ということを知ってほしかった。
自分とは違う世界を知ることは、
とてもワクワクすることだし、
それが「優しさ」の第一歩になると、
僕は信じています。

●「ながら聞き」を手放して、向き合う時間
そしてもう一つ。
実はこれが、
今回いちばん伝えたかったことかもしれません。
ママたち、毎日本当に忙しいですよね。
夕飯を作りながら、
スマホを見ながら、
洗濯物をたたみながら…。
お子さんの
「ねぇねぇ!」に、
背中越しに
「はーい、なぁに?」
って答えちゃうこと、ありませんか?
これ、すごく分かります。
毎日必死ですもんね。
でも、手話は「ながら」ができないんです。
相手を目で見ないと、言葉が分からない。
相手の方を向かないと、想いが届かない。
手話をするということは、
強制的に
「あなたと向き合う時間」
をつくることになるんです。
● 顔と顔を見合わせると、心はもっと通じ合う
講座の中で、
親子で向かい合って手話をする時間がありました。
そのときのお子さんの嬉しそうな表情、
ママの優しい眼差し。
「言葉」よりも、
もっとたくさんのものが、
親子の間でやり取りされているように見えました。
耳に頼らないコミュニケーションは、
心をダイレクトにつなぎます。
顔を見合わせて、
表情を見て、
目の輝きを感じる。
それだけで、
「あなたのことを大切に思っているよ」
というメッセージが、ちゃんと伝わるんです。

● 講座を終えて、今の願い
この講座は、
「手話を覚えたね」
で終わらなくてもいいと思っています。
家に帰ってから、ほんの数分でいい。
「今日は手話でお話ししてみようか」
そんなふうに、
スマホを置いて、
テレビを消して、
お子さんとじっと見つめ合う時間が生まれたら。
僕にとって、これ以上に嬉しいことはありません。
「目で生きる人たち」の言葉が教えてくれる、
いちばんシンプルで、
いちばん温かい親子の絆。
これからも、
そんな優しい時間を、
たくさんの親子に届けていきたいと思っています。

投稿 りゅうた先生
@10ryuc10

